美容整形に期待される今後

前項を承けるかたちで申しますと、将来は美容整形で口角を上げる手術のついでに、それによって見えてしまう銀冠をインプラント義歯に交換するなどといったことも可能になるでしょうし、出産のついでにその場で女性器を修復してもらうことも可能になるはずです。現在でも、ボディデザインのためのカウンセリングのついでに人間ドック的な検査を行っているクリニックも多数存在します。

美容整形の将来はこのように、美と健康を総合的に捉え、多角的に対処することの可能な総合病院への進化が現実のものとなっていくはずです。そこで大いに期待されるのが、医療保険制度の見直しです。現在のところ障害・疾病治療のみに限定されている国民健康保険ですが、アンチエイジング治療のボーダレス化を受けて、今後は美容整形の治療メニューにも適用範囲を大幅に広げていただかなくてはなりません。

日本人の生活水準は戦後復興期とは比べ物にならないほど向上しています。私たちにとっての「幸福」も、ただ生きていればいいというものから、より文化的水準の高いものへと志向されてきました。精神面においても同様です。幸せな老後とは、ただ食べていけるだけでは駄目で、美しい肉体を得て、積極的な社会生活を営むことの出来る環境整備がなされなくてはなりません。そのために不可欠なツールとして、美容整形は捉え直される必要があるのです。

たとえば美容整形における一連のアンチエイジング治療に保険適用枠が拡大されることで、高齢化社会における高齢者の社会復帰、社会参加が活性化することは間違いないでしょうし、熟年離婚や高齢者の自殺問題なども、その多くが解消されるものと期待されます。それほどに、美容整形が私たちの日常生活に及ぼす影響は無視できないほどに大きなものとなってきているのです。

一方で美容整形は、先にも触れたように、今後医療分野としてのボーダレス化を加速させていくわけですから、美容整形だけが保険の対象から疎外されている現状はますます大きな矛盾をはらむことになります。ここはぜひとも、関係省庁のご賢察を願いたいところです。それにしても、現代日本の美容整形は、本当にすごいところまで来ているのですね。今後もさらに目が離せない展開となりそうです。

 

美容整形の参考情報  →  http://www.veriteclinic.com/